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富山県高岡市の市立牧野小学校(児童数284人)では昨年秋、足の不自由な1年生の女子児童のために、車イスでゆったりと利用できるトイレ、玄関横には手すり付きスロープが設置され、明るい話題に。
 このトイレは、校舎の1階、正面玄関から入ってすぐ右側の教職員トイレを改造して設置。同市の「福祉のまちづくり条例」の車イス使用者対応トイレの整備基準に基づいて造られている。
 約9平方メートルの空間に、身障者用便器と身障者用洗面器各1組、ベビーシートとベンチ各1台、非常呼び出しボタンなどが取り付けられている。ベビーシートは、赤ちゃんを連れて授業参観などに来た母親がおむつを交換するのに、また、ベンチは手荷物を置くのに便利。
 同市の小学校における車イス使用者対応トイレは、1998年度の成美小に次いで、今年度は牧野、博労両小に設置された。今後、足に障害を持つ子どもがいる学校には優先的に設置していく方針。
 牧野小学校の車イス使用者対応トイレは、同市議会公明党の杉森利二議員が、生まれつき両足が不自由で、松葉づえや車イスを使用している女の子を持つ両親から「娘をぜひ普通の小学校に入れたい」と相談を受けたのが、きっかけ。その女の子も「お兄ちゃん(5年生)が通っている同じ学校に行きたい」との強い希望を持っていた。
 杉森議員は、「子どもの願いを実現するには、トイレの整備が不可欠」として保護者と再三、同小を訪問し学校側の理解を得る一方、市教育委員会などに車イス用トイレ設置を粘り強く働き掛けた。その結果、暫定措置として1年生トイレの一角に洋式便器が設けられ、昨年10月には、新たに車イス使用者対応トイレが導入されたもの。
 女の子は昨年4月入学いらい、毎日、祖母に付き添われ、明るく元気に通学している。谷内四郎校長は、「クラスメートも校庭で女の子の車イスを押して遊んであげたりするなど、ボランティア精神が芽生えてきている」と喜んでいる。
                                



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