| 平成16年9月定例議会個別質問 (2004.10.14)
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2000年12月に北海道ニセコ町が「まちづくり基本条例」を制定して以来、その自治体の理念や組織などを規定した、"自治体の憲法"といわれる「自治基本条例」を制定する自治体がふえてきました。全国の自治体では17団体で策定中は、17団体であり、住民参加条例は、11自治体であります。
「自治基本条例」の制定の背景は、2000年4月「地方分権」を進めるために地方自治法をはじめとする数多くの法律が改正され、一括して施行された。この改革によって、国の仕事を自治体が行っていた「機関委任事務」制度が廃止され、自治体が行っている仕事の7割が、自治体が独自に処理する権限を持つ仕事となった。このため、自治体が住民ニーズを中心に統一性を持って総合的に行うことが可能になってきた。
一方、近年、地域への関心が高まり、NPO(非営利団体)やボランティア活動などが活発になるとともに、自治体行政への参画や協働を求める機運が高まり、住民投票や情報公開を求める運動、まちづくりへの参画を望む声がある。
現在の法律では、自治体行政は選挙を通じて首長や議員に委ねることが中心で、住民が主体者として参画する仕組みは十分ではない。このことが、「自治基本条例」の制定が進んだ理由の一つである。多くの自治体で制定されている「都市憲章」「市民憲章」は、自治体の理念などを明らかにしている点で自治基本条例と共通する面があるが、法的な効力はない。
これに対し、自治基本条例は、住民の権利や義務、行政の責任などを定め、具体的に人や組織を拘束するものであり、法的な効力を持つものである。
自治基本条例について、2つのタイプがあります。
一つは、法律に規定されていること含めて、改めて規定する「統合型」のタイプと法律に規定されてないことだけを条例化する「補充型」がありますこの7月に東京・杉並区自治基本条例を視察してまいりました。
平成14年11月に採択された条例は、区民等と区の協働によるまちづくり、そのための区民等と区の情報共有、住民自治の実現を自治の基本理念として、全12章32条にわたり、区民等の権利と義務、区議会や執行機関に関する規定、条例の性格付けなどを規定されてあります。区議会では、2日間集中審議されかなり議論された議会関係者からお聞きしました。そして、条例に対して付帯決議がなされ、住民への周知徹底に努めることが決議されております。県内では、小杉町が「小杉町まちづくり基本条例」を策定中であります。
市民が主人公であり、市民との協働の係わりが必要と考えます。市長は、常々市民との対話を重視されますことからこの「自治基本条例」を必要と思いませんか。
本市におきまして「高岡市自治基本条例」の策定を計画しては如何と考えますが、橘市長の所見を求めます。
平成16年9月定例議会個別質問土地をめぐってのトラブルをよく耳にしますが、高岡市内でもトラブルの問題が数多くあるように仄聞しております。
地権者の高齢化に伴って「境界」の記憶を思いだすことが困難になることから関係者が心配されています。
法務局の公図など土地に関する記録の大半は明治期のものであり問題が指摘されています。
このため、国土庁では、国土調査法により、戸別に土地を調査する地籍調査を進めていますが、既得権などの難しい問題が多く、関係者において協議されなかなか前に進まないのが現状であります。高岡市においては、ほ場整備事業が行われているのと同時に地籍調査を行われ、高岡市面積 150.55平方キロうち47.23平方キロで31.3%が終わっています。県内の進捗率26.7%であり、全国平均は44.5%(2003年3月末)で富山県は全国29位であります。
県内では、調査完了しているのは砺波・舟橋・下村の3市村のみ、平成15年実施は、8市町村であります。19市町村は休止中。しかし、手こまねいているだけでは、一向に問題解決にならず、地域開発・都市計画・道路建設等に支障をきたしているのが現状であります。最近の測量技術はスピードされGPS(衛星利用測位システム)などハイテク利用すれば作業の短縮化が期待されます。土地問題が、各種事業の前段であり、土地の所有、権利の明確化を図ること極めて重要であります。
このことから、各法務局に備え付け地図の17条地図作成を全国土地家屋調査士会連合会から法務省に陳情があり、平成15年度9,000万円 平成16年度3億8,300万円の予算が計上されています。国もようやく地図作成に腰をあげた状況であります。
この地籍調査は、市税の根幹であります固定資産がより明確になり、また公共事業の促進や土地取引の活発化期待されることから、是非とも「地籍調査」を早期推進してはどうか思いますが、助役にお尋ねいたします。
2003年7月に施行された次世代育成支援対策推進法に基づき、自治体(市町村、都道府県)と事業主は04年度中に次世代育成支援のための行動計画を策定し、05年度より実施される。
事業主で行動計画の策定が義務付けられるのは、従業員301人以上の大企業。中小企業は努力義務となっています。国や自治体は特定事業主として、職員向けの行動計画を策定される。
行動計画策定指針は、@地域における子育て支援A親子の健康の確保B教育環境の整備C子育て家庭に適した住居環境の確保D仕事と家庭の両立等について、目標、目標達成ために講ずる措置の内容等を記載した行動計画を策定することになっています。
本年6月4日に「少子化社会対策大綱」を閣議決定され、少子化の流れを変えるために政府あげて「集中的な取り組に踏み出す」ことを表明され、政府は、年内にその実行計画と新プランをとりまとめる方針であります。
高岡市において、平成16年度予算に「次世代育成支援対策推進法行動計画策定費」に3,373千円が計上されています。
現在、この策定事業はどのような方針に基づいて計画されているのか、福祉保健部長にお尋ねいたします。
先月8月30日の新聞紙上に、パソコン専門誌「日経パソコン」に全国の自治体における情報化進展度を評価する「e都市ランキング2004」を発表された。それによると高岡市が総合得点83点で(100点満点)全国34位に入った。調査内容は、庁内インフラ整備・情報化に関する政策・セキュリティ対策などでありました。教育面の情報化の政策が有効活用された点などが評価された。
高岡市では、情報化対策に取り組まれた長年の事業が評価され関係者とともにうれしく思うものひとりであります。
8月に文部科学省から「義務教育の改革案」が公表され、
憲法第26条に「義務教育」の権利が明記されていることから教育の実施にあたっては、地方・学校の創意工夫を生かすようしています。これは、時代は変化していることの現れであります。
「学校教育の質の向上を図ろう」と全国的に取り組みがなされ、「教育改革プラン」がクローズアップされている。
2000年に東京都品川区が独自の教育改革プラン21をスタートさせています。その内容は、学校選択制の導入や特色ある学校づくりで新しい学校を創造し、教育の質の向上を目指すことが目的とされています。
特色ある学校では、習熟度に応じた個別学習・授業の公開で活性化などが取り組まれています。
この8月に東京都杉並区の「教育改革アクションプラン」について調査にいきました。その内容は、平成16年―18年で、
「活力あふれる学校づくり」では、一人一人を大切に学力向上の学習指導や理解を深め得意分野を伸ばす学習環境の提供や安全と環境に配慮した学び舎などの推進がうたわれています。「こころとからだ」を大切にした教育環境を整えることや教育機関相互の連携の推進などとなっている。
教育委員会の「顔」が見えるように、教育報やHPなどを活用し、教育委員自ら発信し、区民とともに考える教育委員会をめざすなど計画となっています。
これまで、全国的な取り組みを紹介いたしましたが、高岡市において、「教育改革プラン」の策定を計画されているのか教育委員長にお尋ねいたします。
次に、学区にとらわれずに、児童が入学したい小中学校を選べる「学校選択制」が、2000年度に全国で初めて東京都品川区が小学校レベルでスタートさせてから5年を経過し、全国的な広がりを見せています。今年の四月から区内の中学校もスタートしました。少子化の中で生徒を確保するための競争原理を取り入れ、より魅力ある学校教育への転換をめざした試みが行われています。
自分の学区以外の学校を希望申請し入学した児童・生徒は、小学校では1866人中493人で26.4%中学校では1480人中535人で36.1%を占めた。
東京都23区でも17区で実施され多摩地区では日野・多摩・西東京・八王子・町田市などで実施されています。
この「学校選択制」は、1997年に文部科学省が通学区域の弾力化を打ち出されたことを契機に取り組みがなされたものであります。そこで、高岡市において「小学校の学校選択制」を検討しみてはどうか、教育委員長にお尋ねいたします。
「小人数による学習」によって理解を深めるために、少人数指導を行ってはどうか、教育委員長にお尋ねいたします。
つぎに、小・中学校一貫教育の推進についてどのように考えておられるのか、教育委員長にお尋ねいたします。
教育改革の成否を握るカギは、その推進役としての教員の資質向上にあると考えております。
しかしながら、教員の中には、ごく一部とはいえ、教育公務員としての自覚と使命感の欠如が見受けられるところであります。常に、子供たちと接し、身をもって指導にあたる教員が、子供たちの育成に大きな影響をあたえることは言うまでもありません。教員の資質について全国的にも数多くの問題が発生しており、本県においても同様であります。2002年に、中央教育審議会から「今後の教員免許制度の在り方について」の答申があり、その内容の中で、特に重要な時期である教職10年経験した教員に対して、勤務成績や研修実績等に応じた研修の必要性を述べ、教員の研修システムの強化を謳ったものであります。
このことから、文部科学省の教育改革の趣旨を踏まえ、教員としての自覚と使命感を高め、合わせて教員の資質向上を目指す研修の充実をどのように図っていこうとされるのか、教育委員長にお尋ねいたします。
開かれた教育委員会にするためにも、教育委員会会議が平成15年度14回開催されています。傍聴は規定がありますが何を議論されたのかよくわからないです。今議会の最終日に教育委員の選任がありますが、報告がありません。その情報公開を図ることが重要であると思もいます。教育委員会からの情報発信を行ってはどうか。教育委員長の見解をお尋ねいたします。
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